OKI'S DIARY 2012
このペ−ジはOKI自らが綴るコ−ナ−です。内容は随時更新されます。OKIが発信する生のメッセ−ジを感じて下さい。
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★★★★★★★
#323 2012年1月21日(土) 復興元年。
2週間ぶりの更新。まずは1月9日名古屋弾き語り。集まってくれたみんなに感謝!2012年、新しい年が明けて一番最初に歌いたかった曲は「瓦礫の町で」。去年の最後に歌ったのも、12月28日NHKテレビの生放送で歌った「瓦礫の町で」。思いは途切れることなく繋がっている。いや、いっそう強くなっている。復興元年。信じ抜いた絆と拳を、より強く太く。ブレることなく歩んでいこう。
この日は俺の名古屋弾き語りライブと時を同じくして、東京の後楽園ホールでキックボクサー石川直生が挑戦者としてタイトルマッチを闘っていた。俺は直生に届けとばかりに「ファイティングポーズ」を歌ってエールを送った。東京のビーツ関係の仲間達や、大槌からもツトムとナオにマモチャン・ヒロヨ夫妻が応援に駆け付けた。結果的にはドローでタイトル奪取自体は成らなかったのだが、ものすごい素晴らしい試合だったことは疑いようもなく、いろんな記事やみんなの声、直生のブログに寄せられた数々のコメントを見てもそれは明らか。本当によかった。
ここ2年ほどキツイ時期が続き一時は引退宣言さえした直生自身も、試合の翌日すぐものすごく明るい声で「OKIさん!ありがとうございました!」と電話をくれた。直生は完全に野性を取り戻し、迷いも何も払拭し、最高の自己再生ができたのだ。大槌で得た、人生観が変わるほどの強烈な体験。出会い。結んだ絆。繋がった心。きっと直生はガツンともう一花も二花も咲かす。それほど大きなものを得たようだ。己のためだけに生きるのではけっして生まれ得ないパワーが今の直生を包んでいる。
(石川直生1/12ブログ http://ameblo.jp/naokick-blog/day-20120112.html)
(石川直生1/16ブログ http://ameblo.jp/naokick-blog/day-20120116.html)
1月11日〜13日まで、今年最初の岩手大槌遠征。震災からちょうど10か月経過。
11日は大槌に着いてまずマストへ。平日の昼間だがやはり活況を呈している。明るい店内に響く人々の賑わいが嬉しい。明るさと品揃えの豊富さが本当に頼もしい。周辺にはローソンの他はまだ何も無いが、山積みに溢れていた瓦礫も今はもう無い。眼を閉じればあの光景が甦ってきそうになる。だからしっかり眼を開けて今を見る。
マストの後は復興食堂へ。補修工事が完了で、塗装が乾くまで3日間のお休み。実は、去年のクリスマス会の前夜にキミオ達大槌STANDING
STANDINGの面々が、まず寒さ対策のために床を全面板張りにして底上げし、その後更に薪ストーブを設置。今回はその床板を補強して塗装を施し、強風対策にコンクリの重しも増やし、、、等々。試行錯誤の中、全てみんなが手作業で頑張って運営している愛しい場所だ。
去年、工事しているのをこっそり覗きに行った時、めちゃめちゃ冷え込む夜の店内でビーツの曲をかけながら黙々と作業しているあいつらの姿に俺は密かに泣いたんだ。ちょうどその時「足りないかけら」がかかっていて、必死に笑ってごまかしたんだよ。
その復興食堂と道一本挟んでちょうど真向かいの位置にあるのが小槌神社。大槌の中心部にありながら奇跡的に津波と火災の被害を免れた場所として有名だ。現地を知れば、この神社が無事だったのが正に奇跡としか言えないことがよくわかる。年末年始ずっとバタバタで初詣にすら行けてなかったので、小槌神社に参拝する。おみくじを引いたら末吉だったけど「少しづつ運が開けてきます」と書いてあった。神様、俺の運などもはやとっくにいいんです。その分あいつらにお願いします。「旅行は安全です」とあったので、そこだけはものすごくありがとうございます(笑)。
(奇跡の小槌神社のニュース映像 http://www.youtube.com/watch?v=USCSgcZmWGA )
11日の夜は赤浜のアジトでツトムの誕生日パーティー。同じ誕生日が重なる縁。レア物のスカジャンをプレゼント。ジャンケンだとあいつは絶対勝てないから(笑)。漁師のツトムということで、船の形の特製バースデーケーキ。なんて粋なやつらだ。
12日の朝。アジトの水道が故障で水が出ない。そこで、非常に恐縮ではあったのだが風呂を借りに行こうということで、初めてツトムとお袋さんの仮設住宅へお邪魔。そこで俺達は思わぬ嬉しいニュースに遭遇する。いきなり神様の御利益かな(笑)、いや厳島神社の神様の御利益だったのかも(笑)。とにかく嬉しくて涙と笑いが溢れる。全ては偶然の積み重なりとタイミング。誠に縁とは説明のつかぬ不思議なものだ。マストに繰り出し、ハルキの嫁のお袋さんの店「みんみん」で昼間から祝杯を挙げる。
12日の夜。吉里吉里にある瓦礫で作ったBAR「アぺ」にて新春の宴会。この日はなんと新春大槌カラオケ大会(笑)。まぁみんな歌う歌う。俺も歌う(笑)。みんな本当にロックが大好きなんだな。歌も上手いし勢いもすごい(笑)。子供達のシブイ選曲がまたたまらん。何故に「ルビーの指輪」「ひなげしの花」??(笑)。
笑い声がこだまするBARを時折抜け出し、夜風に当たりながら冬の空を見上げる。マイナス10度が嘘みたいに、辺りの空気は穏やかで、柔らかくあいつらを包み込む。文字通り降ってきそうな星空が優しく夜の闇を照らす。俺は見えない誰かと頷き合う。ここは絶望の場所ではなく、明日への希望の場所なんだねと。暖かなものが包んでいる。
優しすぎるやつらは、もちろんまだ癒えぬ傷や悲しみを胸の奥に抱えてもいるけれど。いいんだよ、それで。いいんだ。焦る事はない。急ぐ事もない。前さえ向いていれば。夜も更けて尚、嬌声は止むことなく。一足お先にアジトに戻り、柔らかな眠りに就いた。
13日。大槌を後にし、東京に戻る新幹線の新花巻駅で親子連れに声を掛けられた。見れば恰幅の良い若者と恰幅の良いお母さん(失礼!笑)。小原さんというその親子、お母さんの方は大槌STANDING
STANDING首脳陣と同級生で、「よっしやミキちゃん、キミオ君達なんかもみんなよく知ってるんですよ〜」と。ありゃ、それはどうも!と♪で、息子さんのユウヤはレンマと同級生で友達だと♪しかしそれにしてもでかい(笑)。それもそのはず、ユウヤは大槌中相撲部で、大槌では相撲の強い子として有名らしく、そういえば前にシゲオかキミオ辺りから、そんな子がいるって話聞いたことあったなと。
で、聞けばなんと「横綱白鳳関から招待を受け、これから両国国技館に行くんです」と。そりゃマジすげー!「国技館で白鳳関と対面して、夜は宮城野部屋に泊まるんです」と。なるほどそりゃ本当にすごいことだ。後でネットで探したら新聞記事に載っていた。「白鳳、被災地の少年力士に7連勝贈る」・・1/15付のデイリースポーツの記事だ。後日、ユウヤがまわしを締めて白鳳と一緒に写ってる記念写真を送ってくれたのだが、さすがに横綱が写ってる写真を無断使用するわけにもいかないだろうから自粛(笑)。春からは青森の高校で相撲を続けるとのこと。インターハイ目指して頑張れよ!http://www.daily.co.jp/sumo/2012/01/15/0004744038.shtml
ロックンロールのみならず、実はスポーツの盛んな地でもある大槌。大槌STANDING STANDINGの主要メンバーの一人であるアニこと田中正道っちゃんも、実は地元のサッカー関係ではちょっと名の通った人物であり、指導者でもある。
先々週、アニはキミオと共に陸前高田まで行き、鹿島アントラーズの小笠原満男選手に直接会ってきたと。アニは「大槌の子供達のためにグラウンドを作る会」を展開中で、大船渡出身であり震災直後から被災地支援に熱心に取り組んでいる小笠原選手は快く力を貸してくれると約束してくれたそうで、翌日さっそく大槌にも来てくれたと。
他にも元日本代表の加藤久氏が直接連絡してきてくれたりと、地道ながらも一歩一歩、確実に地固めを進めている様子が見て取れる。もちろん今日明日のことではないが、たとえば大きな企業のスポンサードや行政など何がしかの約束が取り付けられれば、あながち全く無理というものでもないだろう。意志あるところに道は開ける。
今あいつらが絶対に実現させようと真剣に動いている大槌ロックフェスにしてもそう。ビーツは勿論だが、他にも既に直談判しOKの返事をもらえてるバンドも幾つかある。音響や機材面での協力の約束も既にある程度あり、あとは場所の確保、町役場との調整、様々な課題はまだまだありはするが、全てがうまく整えば夏より前にはやれるだろう。宮古のミノルだって何でも協力するって言ってくれてる。立派じゃなくても構わない。一つ突き抜けてゆくためのきっかけになればいい。一回こっきりのことでもない。二の足踏むよりは、つまづいてもいいから一歩踏み出してみればいいだけのことだ。
大槌から戻って、14日新宿Naked Loftにて弾き語り。今年2本目のライブ。この日は直生が地元小岩の仲間を連れて来てくれたり、ボクサーちかや、久々の誠、大槌からはツトム(1日ぶりの再会・笑)、釜石からキリカさん、名古屋からは里恵、、、などなど仲間が集まってくれて賑やかな夜になった。山根もミツルも年明け初だったし。ライブ自体、非常に気持ちが入ってガッツリ歌い上げれた良い夜だった。感謝です!
ちなみにツトムはこの翌日から西へ遠征。17日の阪神淡路大震災の祈念日には神戸でNHKテレビの取材を受け、同じ被災者としての立場から復興に賭ける思いを伝えた。その前日16日の朝日新聞の夕刊にもツトムとマモチャン兄弟の記事が掲載されている。積極的にメディアに打って出て、被災地の現状を訴えることもまた非常に重要な活動。大槌のメディア王とも称されるツトム達(笑)。マジな話、目に耳にする機会があれば、是非その声を聞き、耳を傾けてやってほしい。同じ今を生きるBEATNIKSとして。
そしてこの日ツトムが連れて来てくれた若者。大槌出身のケントという二十歳の若者で、今は東京の山野美容専門学校で美容師になるための修業をしている。春から東京で働く。
そのケントにお願いされて、昨日20日に代々木の山野美容専門学校まで行ってきた。ケントと仲間とみんなで大槌復興支援Tシャツを着て撮影をし、その写真を復興食堂に贈ろうという企画だ。遠い東京の若者達も大槌を応援してますよ!というメッセージ。うん、その意気やよし!校内全面禁煙というのだけは参ったが(笑)、楽しく撮影し、2月のLOFTでの再会を約束して別れた。ケントの仲間のうち誰か一人でも二人でもこうして大槌、ひいては被災地への興味を少しでも持ってくれたらいいなと思う。これから世に出てゆく二十歳の若者達だ。日本の未来を背負ってゆく人達なのだから。パソコンの一番下がその写真。さすがに親子ほど歳が違うから引率の先生みたいだ(笑)。
実は昨日は、その前日19日にあったマジシャンなかたつや邸での新年会で飲み過ぎて、珍しくそのままたつやの家で朝まで寝てしまってまして。しかも起きたら東京すげー雪。じゃんじゃん雪の降る中を飲み明けボロボロの体で湾岸から代々木まで傘もささずに移動して、更に薄着で撮影したという(笑)。これで風邪ひとつひかない俺って一体(笑)
。
その新年会も、たつやとその仲間の皆さんを始め、これまたナオキック直生やちか、更には元ボクシングWBA世界スーパーバンタム級チャンピオンのハルクこと佐藤修と、それはそれは熱くて楽しい呑みでした。ちなみにうちのマネ−ジャー杉山はハルクの超大ファンなので、会わせないと確実に恨まれると思ったのでしっかり呼びました(笑)。
当たり前のことだけど、誰も一人で生きているのではない。縁があって。繋がりがあって。人と出会って、その御陰様で生かされている。そこをはき違える者は、たとえどれだけ歳を重ねていようが地位を得ていようが、非常に卑しくさもしい人に、俺には見える。ゆめゆめ、はき違えたくないものだね。
さぁさぁ!いよいよ次はビーツ2012年一発目のライブだ!2月11日、我が日本の建国記念日。聖地・新宿LOFTにビーツのロックが鳴り響く。ガンガン熱く、めいっぱい鳴らしまくるよ。みんなに会えるの楽しみにしてます!信じ抜いた絆と拳。より強く太く。鳴りやむことのないロックンロールを!
「We hear CALL S.O.S from East Japan」「To save
them,let’s send the mind」
「POWER TO YOU! POWER TO JAPAN!」
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