OKI'S DIARY 2011
このペ−ジはOKI自らが綴るコ−ナ−です。内容は随時更新されます。OKIが発信する生のメッセ−ジを感じて下さい。
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★★★★★★★
#321 2011年12月19日(月) 今年も一年間ありがとう、感謝してます!
3週間ぶりにやっとダイアリー更新。激動の2011年も残すところあと僅か。師走に入っても、いや師走だけに尚一層?慌ただしく走り続ける日々。
まずは今年も一年間無事にツアーを完走できたこと、心から感謝してます。11日のツアーファイナル渋谷。全国から集まってくれた皆本当にありがとう。「絆」の年2011年を締め括るに相応しい、熱く力強い夜だったと思います。震災というあまりにも大きな悲しい出来事があった忘れられない年だけど、牟田ブログにもあるように、最後は本当に良い「気」に満ちた力強い夜だった。まだまだ大変な困難な状況の中、東京まで遠征して来てくれた大槌軍団十数名。本当にありがとう。ここから遥か繋がる未来。心は寄り添い、繋がっている。前だけを向いて、来年に向けて、未来に向けて、更に力強く走って行こう。
(牟田ブログ:http://www.anan.ne.jp/muta/HP/pages/etc/e-201112/e-20111216.html)
12月に入って2日大阪・3日名古屋の2DAYSをガッツリめいっぱいやりあげた後、4日に東京に戻り5日6日ともろもろ仕事を片付けて、7日〜10日まで東北遠征。11日のファイナル直前。雪予報だしちょっと強行日程すぎるかなぁとも思ったが。なにせ皆さんから預かった支援物資で機材車がかなりの満杯状態だったのと(笑)、前から被災地を訪ねたいと言っていた友人のキックボクサー石川直生から「10日に岩手の久慈で子供達とのふれあいイベントに参加します」という連絡を貰ったので、それならとこの機会に直生を連れて三陸沿岸の被災地を案内して行くことにした。初めて津波の被災地に立ち、俺の縁ある大槌や南三陸町の仲間達と会った直生。格闘家として、一人の人間として、感じること、思うことが多々あったようだ。1月9日のタイトルマッチは名古屋弾き語りとかぶっているので観には行けないが、離れていても心はガッツリ応援してるから。思いっきり魂込めて闘ってほしい。大槌軍団数名もさっそく応援に行くとのこと。ここにも良い「気」が流れている。
(石川直生12/9のブログ:http://ameblo.jp/naokick-blog/entry-11102517765.html)
(石川直生12/18のブログ:http://ameblo.jp/naokick-blog/entry-11110157510.html)
7日の夜に機材車で仙台まで行き、8日の朝ヒロユキに車を借りて物資を積み替え、仙台駅で直生と合流。11月下旬〜12月上旬に預かった物資や直接の義援金を届ける。
京都のOLIVECROWNさんから、米100キロ、段ボール3箱分のぬいぐるみ、玩具類。
愛知の里恵さんから、米35キロ、大量のソックス類、子供達用の手編みの手袋。
大阪のNORIさんから米30キロ、食器類、子供服、女性用衣類、タオル類。
静岡の牛の削蹄師久恵さんから米30キロ、家族や友達や師匠からの衣類と防寒具、
藤枝北高の生徒さんからのサツマイモ10キロなど今回もガッツリと。
福岡の美紀さんから、直接では4度目となる義援金\10,000。
姫路のジャガエルのケンとニッシーから、義援金\19,000。
姫路の正源寺の住職板倉正善さんと檀家の皆さんから、義援金\20,734。
ジャガエルの二人や板倉さんは「OKIさんの活動を支援するお金として寄付したい」という実にありがたい申し出を頂いたのだが、それでは俺の主義に反してしまう。俺は東北遠征に係るガス代や高速代、差し入れ代等全て自腹と最初から決めている。それはなぜかと言うと、これまで長い間ビーツを応援してくれて支えてきてくれた東北のファンの人達へのせめてもの恩返しだという思いで俺が動いているからだ。なのでジャガエルのケンや板倉さんにはその旨を説明し、快く了解してもらった。本当にその申し出、気持ちだけで凄く嬉しくて元気100倍になったよ。ありがとう。そして岐阜の伊藤大介さんからなんと義援金\100,000。ご本人と話し了解を得て、これは全て「大槌町を本気で復興させる会
大槌STANDING STANDING」に寄付した。
結局この9カ月でかなりいろんな人から支援物資提供や直接の義援金があったので、これはさすがに一覧表にまとめてきっちり皆さんに報告した方が良いなぁと考え、遅ればせながら現在リストを制作中。年内分をまとめて、来年1月に報告します。
しかしみんな凄いなぁと思う。世間の被災地への関心が薄れてきているのとは裏腹に、明らかに秋以降ビートニクス達からの物資提供と直接の義援金の申し出が増えた。俺の行動に共感や賛同してくれる人も増えた。共感や賛同者の存在は凄く心強い。とてもありがたく、温かく、行動を後押ししてもらってます。ホント感謝してます。
そんな物資や思いと共に直生を乗せ、まずは南三陸町の居酒屋「さとみ」へ。迎えてくれたのはマスターの真さん、奥さんのゆみさん、末っ子の空君の3人。たんまり預かった玩具やぬいぐるみ類から留守の子供達の分もチョイスしてもらう。やっぱりチョッパーの帽子が一番人気。後日、姉弟4人の可愛い写メが届いたよ。
そしてこの日は「大槌の皆さんへのお土産に」と自家製の餃子をどっさり頂いた。さとみには何度も大槌軍団も連れて行っているが、本当にありがたく温かい感じ。更に先週15日には真さんや陽介、正樹など南三陸町チームが大槌を訪ねたそうだ。お互いに状況はまだまだだけどへこたれず前向いて頑張っていきましょう!と。
さとみを後にして、志津川を案内しながら歌津へ。ローディーミツルの実家跡地。想像を遥かに超える光景に絶句する直生。この爪痕が100km以上先の大槌まで続く。歌津でミツルの後輩信の嫁さん恵とレイカちゃんにプレゼントや物資を託す。風は冷たくビュービュー吹く。この冬初めて手がかじかんだ。頑張れ!とハグする。
気仙沼、陸前高田、大船渡、釜石と北上し、各地で車を停め、直生に説明する。大槌に着いた頃にはもう日はとっぷり暮れていた。午後5時にはもう真っ暗だ。大槌の町の入り口のショッピングセンター「マスト」が22日オープンを目指して突貫工事を続けている。闇の中、煌々と灯された工事用の蛍光灯の眩い光が愛しい。瓦礫に埋め尽くされていたあの「マスト」が年内に復活するなんて、少し前までは想像すらできなかった。ここには大型スーパーのマイヤがあるから、22日以降は大槌の人達の買い出しはずいぶん楽になる。震災後は釜石まで行っていたのだから。他にも居酒屋七福や個人の鮮魚店、シゲオの勤めていたセメント工場などが続々と再建され始めている。復興の槌音、復興への息吹が確実に芽吹いているのを感じる。
キミオ夫妻、アニ、、ツトム、マモチャンと合流し赤浜のアジトへ。預かってきた物資や義援金に加え、7月に広島で行った弾き語りチャリティLIVEのギャラ\159,777を彼ら「大槌町を本気で復興させる会
大槌STANDING STANDING」に全額寄付。彼らは今、大槌の復興食堂を中心にオリジナルTシャツの販売などをしながら大槌復興のアピール作戦を展開している。ビーツとのコラボで制作した通称“「瓦礫の町で」Tシャツ”も先日やっと大槌に納品され販売開始となった。これも大阪のREGULUSさんに無理を言って安く仕上げて頂いたものだ。凄く感謝。このTシャツはこれからビーツのライブ会場や通販でも販売してチャリティに充てる。胸にどーんと大槌STANDING
STANDING with THE STREET BEATSのロゴ。背中に「瓦礫の町で」の歌詞。超かっこいいので、楽しみにしててください。もう一つシゲオがデザインした大槌SDSDTシャツもめちゃかっこいいんだけど、既にそちらは在庫が残り僅かとか。増刷するようならこっちでも扱えたらいいな。
そして彼らは今、来年の大槌ロックフェス実現に向けて行動を開始したところだ。ビーツの他にも賛同してくれたバンドが既にいくつかある。必ずやれる。来年だ。大槌にロックンロールが鳴り響く日。その時はみんなも是非大槌へ来てください!
この日の夜は当然宴会。とくれば大槌恒例ジャンケン大会。今回も豪華賞品(笑)。これまで一回戦負けの常連だったSDSD首脳陣が、意外にもこの日は好調だったな。酒も進んで、笑顔の花がバンバン咲いて、また翌日からのパワーに繋がってゆく。
翌朝みんなの仕事場と復興食堂に顔を出し、大槌を出て、直生を久慈まで送る。吉里吉里、浪板海岸、山田町を抜け、宮古のミノルに連絡を取り宮古魚市場へ。ここも被害が酷いゾーンだが、着々と再建が進んでいる。工事車両が行き交う。ミノルと合流して米などの物資を託す。ちょうどその頃から雪が強く降り始めた。宮古を出て田老の巨大な防波堤に直生を案内する頃には、辺りは一面の雪景色。雪の田老の町は一層静かでしんとして、いつにも増してなんともせつなく映った。大槌から久慈までは140km。ほぼ真北に向かう道程。この日の気温はマイナス3度。昼間でも既に山間部の峠道は結構凍結していて、腕がパンパンになったよ(笑)。
せっかく久慈に行くので先月ライブで世話になった久慈UNITYの三河ちゃんに連絡。三河ちゃんは前日8日の昼間にUNITY店長の小田君と大槌を訪れ、来年のフェスに向けての打ち合わせをしてくれていたんだそうだ。ありがたいことだ。人の縁が縁を呼び、目標に向けて力を合わせて行けたらこんな素敵なことはない。直生を無事送り届け、久慈の町を後にした。来た道を南下し、東京を目指す。凍結した峠道の夜走りは避け、無理せず二日かけて10日に東京に戻った。
そして迎えた2011年のツアーファイナル、12月11日渋谷0-WEST。震災から丁度9カ月のこの日。全国から沢山のビートニクス達が集結してくれた。大槌STANDING
STANDINGのみんなも総勢十数名ではるばる遠征して来てくれた。
この日は5日に広島ホームテレビのニュース番組「Jステーション」で放送された特集ドキュメント「瓦礫の町で〜広島と大槌の絆」をライブ前に会場で流した。マモチャン夫妻には前夜に了承を得ていたが、大槌のみんなにはサプライズだ。震災以降の厳しく辛かった日々の記憶を呼び起こしてしまう部分もあるだろうし、自分なりに迷うところも多々あったのだが、でもこの映像は大槌のみんなを含め、やはり2011年の締めとなるこの日のライブに全国から駆けつけてくれた全てのビートニクス達に観てもらう価値があると判断した。避けては通れない2011年だ。ツッチーこと土屋誠ディレクター入魂のドキュメントは本当に素晴らしかった。お涙頂戴的な要素は一切ない。困難に立ち向かう大槌の人のハートの強さ、復興に向かって懸命に前に向かう彼らの折れない姿勢を見事に伝えてくれた。この映像を観て力が湧かないヤツはいない。そう信じた通り、映像終了直後からいつにも増して熱の込もった熱く力強いビーツコールが会場を埋め尽くした。俺達ももちろん更に一段と気合が入り、文字通り魂込めて全力でやりあげたよ。
悲壮感などではない「良い涙」ってのが確実にある。悲しみでも弱さでもない涙。魂が震えた証に流れる、熱い思いがそのまま吹き出すような、溢れる熱い涙だ。それは間違いなく明日へのパワーに変わる。うぉ〜!やったるぜ!と奮い立つ。ビーツは人の心を熱く元気にさせるパワーソングをこれからも歌っていきたい。来年も再来年も。5年後10年後も。いつくたばるかはさっぱり見えちゃいないが構わない。
津波を喰らった大槌や南三陸、どの被災地もいつかは必ず復興する。焼け野原の広島が全くのゼロから再生したように。それだけは絶対間違いない。復興。どれだけ時間がかかっても。いつか必ず、共に笑える日が来る。
ツアーファイナルが終わって、実は16日〜18日までまた東北に行ってきた。ふと思い立ち、福島の空気を吸いに行ってきた。郡山は湿気を帯びた冷たい風。雪もちらつく中、郡山から新白河に行き、泉崎村のビートニクス勉ん家を訪ねる。勉のとこは何度も大槌の子供達やみんなに差し入れをしてくれる気の良い夫婦。勉の双子の弟の強は卒業アルバムなどの表紙の金箔を張る工場で働いていて、これがなんと全く嘘のような本当の話なのだが、実に岩手大槌高校の卒アルも毎年担当しているのだという。なんという縁か。最初聞いた時は冗談かと(笑)。で、今年もそろそろ卒業アルバム制作の時期に入るのだが、震災もあって各学校、例年より発注が遅めでやきもきしていた折、ほんの数日前大槌高校から電話があり「今年もお願いします」と。直接その電話を強が受けたと。奇遇というかやはり縁。大槌高校は野球の応援にも行ったし、先月も野球部の激励に行ったばかりだ(笑)。
夜になり勉ん家の庭から見上げた空は漆黒の闇に煌々と冬の星座が煌めいていた。言うまでもなく同じ繋がった空の下、岩手も宮城も福島も、東京も名古屋も大阪も、我が愛する故郷広島も、日本全国津々浦々誰もが懸命に今この時を生きている。誰も一人ではない。ジングルベルが流れる師走の街に、愛しき者の笑顔が浮かぶ。
年末28日に、広島のNHKテレビの「お好みワイド年末スペシャル」という番組に生出演することになった。震災に激動した2011年を振り返る主旨の番組とのこと。前にFMの「ぶち生」という番組でご一緒させてもらったNHKの高山哲哉アナからオファーを頂き、大槌や被災地のことを広島の方々にもっと伝えてほしいと。
高山さんはマモチャン夫婦が来広した11月の広島ライブも観に来てくれていて、その前日ヒロヨが無理くり引っ張り出された「ぶち生」でも司会を務めていた。大槌のマモチャンやヒロヨの生の声を聞いて、ビーツのライブも観てくれて、「まだまだ震災復興に繋がっていくよう、メディアとして伝えていきたい」と。本当にありがたいことだ。朝日新聞に始まり、広島ホームテレビ、そしてNHKと、広島ローカルとはいえ、ここでも縁が縁を呼び、繋がりや広がりを見せている。
番組は1時間。12月28日の夕方6時から生放送とのこと。「瓦礫の町で」も歌う。俺の他に、広島大学のボランティアチームの学生さん達と、震災後に福島から広島に移り住んだ方が出演されるとのこと。興味ある人は是非観てください。
そんなこんなで今年もあと2週間。年内もう一度大槌に行けたらいいのだが。どのみち年末までバタバタ気配なので、たぶんこれが年内最後の更新になるかな。
本当に今年も一年間ありがとうございました。みんなからの熱い声援、応援、ガッツリとこの胸に響き、背中を押してもらいました。心から感謝してます。来年も間違いなく魂込めて、めいっぱい全力で走って行きます。SEIZI、山根、牟田、杉山ちゃん、ミツル、ケン、来年もガツンと熱くよろしくです!
ビーツの2012年の一発目LIVEは2月11日(土)新宿LOFTワンマンからスタート。「復興の力」と題して。来年も少しでも復興の力の一助となれるよう頑張ります。
その前に、待ちきれない、早くパワーソングが聴きたい!という人は、是非1月9日名古屋TINY7、14日新宿Naked LoftでのOKI吟遊詩人弾き語りに集まって下さい。名古屋と東京ならきっと雪の心配もないはず。待ってます!
ではまた来年、何処かの街で会いましょう!信じ抜いた絆と拳。より強く太く。鳴りやむことのないロックンロールを!
「We hear CALL S.O.S from East Japan」「To save
them,let’s send the mind」
「POWER TO YOU! POWER TO JAPAN!」
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