OKI'S DIARY 2012
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#340  2012年11月16日(金)  「GO NEXT GO FUTURE!」ツアー中盤戦〜後半戦へ!


ここ最近は東京も最低気温が10度を下回る日も増え、冬近しを感じる今日この頃。
ビーツ秋のツアー中盤戦は、埼玉、姫路を経て、この秋二度目の東北遠征に行ってきた。

郡山、仙台に、先月急遽のオファーを頂いた石巻を加え、怒涛の東北3連チャン。
いや〜良かった!久々の3連チャンだったので、喉のケアにもかなり気を使うし、
乾燥する季節だし、密かにプレッシャーだったのだが、どうしてどうして全くノー問題。
むしろ日を追うごとに喉が開いてくるというのか、3本ともガッツリ全開でいけたよ。

頻繁な遠征で繋がった東北には、各会場よく見知った顔も多く、その人達みんなが皆、
思いっきりの笑顔で、ありったけの拳で、熱くあたたかく迎えてくれることに感謝。
いろんな目に遭ってるみんななのに、あの強さ感、真っ直ぐ感、ピュア感に敬服する。

初日郡山は今回もやはりSCRAPのノブが歌う「あの陽のまま」がグッと心に沁みわたる。
福島原発から9kmの浪江町に自宅があり、今だもって自宅に帰れることがないノブが
「いつか家に帰ろう」と切々と歌うバラードは本当に素直に心を鷲掴みにする。
郡山の夜は3連チャン初日ということで、翌日に備えて俺は若干早めに打ち上げを退散。
現地の人から聞く福島の現状はここには書けないことも多く、いろいろ考えさせられる。

翌日仙台。数年ぶりにやるシブめの曲多数の今回のメニューがこの日の仙台にピタリと
ハマったようで、スタートからラストまで有無を言わさぬ盛り上がり。感涙も多数見る。
皆いろいろなものを抱えて日々闘っているんだからな。基本、誰も皆そうなんだけど、
やっぱりそれぞれの事情をよく知ってたりする顔も多いから、思いが共鳴するわな。
南三陸町の実家を津波で流されたローディー満の同輩や後輩達INNOCENT DAYSの皆や、
大槌から駆けつけてくれた大槌STANDING STANDINGの面々。盛岡や一関辺りからも。
思えばこの1年8か月。この東北の皆達とどれだけたくさんの時を過ごし、酒を呑み、
いろんな話をし、互いの思いを伝え合ってきただろう。どこか郷愁にも似た切ない感覚。
遠く離れたあの町で何度も見上げたあの星空。離れていても、同じ空の下で生きている。
この日は誕生日だった仲間がいたり、様々な縁で繋がった友人達も多く、酒のピッチも
ついつい上がりがちだったが(笑)幸い喉の調子は良好で、程良い具合の素敵な夜だった。

そして翌日石巻。昨年から展開されてきた「東北ライブハウス大作戦」プロジェクトの
一環で石巻に開店した「BLUE RESISTANCE」というライブハウスのオープン記念ライブ。
石巻にはドラムの牟田君が震災以前からよく来ていた関係で友人や知り合いも多く、
震災後も何度も石巻を訪れていて、その縁で牟田君経由でビーツにオファーを頂いた。
ビーツとしては初めての石巻ライブ。俺自身はたしか石巻は4度目になるはず。
久しぶりに高台の日和山公園に行って町を見渡す。海っぺりには山積みの廃車の山。
基礎だけ残る住宅地の跡はここもやはり一面の雑草が生い茂っている状態のままだ。
他の被災地同様、瓦礫の撤去は進んでも、そこから展開が進まない現状をここでも見る。
反対側に移動すると、川沿いに広がる町の風景。その中州の奥に建っているのが有名な
石ノ森萬画館。来春の復活に向けてこの秋プレオープンイベントが開催されるようだ。
ポスターに描かれてるのは、昔懐かしい「サイボーグ009」と「仮面ライダー」。

全国からよりいっそう多くの人達が石巻に足を運ぶことになれば良いなと思う。

この日のライブも石巻の人達のみならず、南三陸町チームの面々や、まさかの大槌から
遥々とって返した大槌SDSDメンバーも居たりしてくれて、凄い熱いライブになった。
石巻の人達、東北の人達。初めての町のライブでこんなに。本当にありがたいなと思う。
来年是非また!だね。今年同様もしくはそれ以上に東北廻って行けたらと思ってます。

さぁそして、東京に戻ってナレーションの仕事などちょこちょこっと挟みまして、
今夜からは長丁場の遠征になる西日本の旅に出発。ツアーは一気に後半戦へと加速。
明日17日土曜日の神戸WYNTERLANDをガツンとぶちかましたら、久々広島に数日帰省。
来週22日福岡Be-1、23日西小倉WOW、25日広島NAMIKI JUNCTION、29日京都MUSE、
更に12月1日大阪JANUS、2日名古屋CLUB QUATTROまで続く怒涛のツアー後半戦。
この旅から戻ったら年内はツアーファイナル12月8日(土)の渋谷O-WESTを残すのみ!
街にクリスマスツリーが飾られジングルベルが流れ出した今日この頃、秋から冬へ、
もうじき師走の喧騒が更に慌ただしく季節を急がせる。気付けば2012年もあと6週間。
来年に向けてのNEXTを着々と今練っている。全身全霊、めいっぱい届けに行きます。
鳴り止む事のないロックンロールを!待ってろ西日本!何処かの街で会いましょう!
We hear CALL S.O.S from East Japan」「To save them,let’s send the mind」
POWER TO YOU! POWER TO JAPAN!」



     

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