OKI'S DIARY 2011
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#305  2011年4月20日(火) 分かち合えた夜。


やっと迎えることができたツアー初日4.17横浜BAYSIS。集まってくれたみんな本当にありがとう!
めちゃくちゃ感謝してます!ビーツと会場のみんなの思いが力強く共鳴し合い、分かち合えた夜。
一丸となれた夜だったと思います。音楽にはやはり人の心に響いて元気やパワーを生む力がある。
俺達はロックンロールを信じ抜いて生きている。そんな思いの全てが心に深く残った夜でした。
今この時に、音楽をやらせてもらえることにあらためて感謝。この先も精魂込めてやっていきます!

思いが溢れ、喋れども喋れども言葉は尽きず、まるで金八先生かの如く喋り倒した夜でもあった。
被災した友達やファンの人から聞く生の声。悲しみに耐え、復興へ向かう人達の強さ。放射能問題。
原発の情報隠蔽とも言える問題。無責任な報道やデマや風評被害。福島や郡山の友達の悲痛な声。
そして家も船も流され壊滅状態の町で心折らず復興に立ち向かっているビート二クス達のこと。
心は繋がり寄り添っている。とにかく心を元気にしたい。少しでも支援して元気づけてゆきたい。
絶対に希望を捨ててはいけない。明日への希望があるからこそ人はなんとか生きてゆけるんだ。

身内のプライベートな事なので伏せていたけど、本人の了解を得てミツルの話もさせてもらった。
長年ビーツのローディーをやってくれているミツルの実家が宮城県の南三陸町(旧歌津町)にあって、
今回の津波で家が跡形もなく流されてしまった。幸い家族は無事だったが、今も避難所生活だ。
ミツルは本当に芯が強いやつで、震災以降ずっと、この日も皆の前では気丈に振る舞っていた。
そのミツルが「悲しみの波を越えて」から「POWER TO YOU」へと続く流れを含むこの日のセットリスト
を「このセットリスト最高です!!マジ元気出ます!!」ときっぱり言い切ってくれた。だからこそまた
一層強い思いを込めてライブに臨めた。更にはミツルのやつ、一円玉をいっぱい貯めた義援金まで
持って来やがって。どんだけ俺を泣かせる気だ。さすがは漁師の息子。心の強さが本当に半端ない。

そして話は更に膨らみ、この日ライブを観に来ることができた敦を客席から呼び込んで、被災地で
実際に肌で感じてきたことや今みんなに伝えたい事を語って貰った。避難所の方々の人情溢れる話、
全てを「当たり前」と考えずに「ありがとう」と感じようという話、南相馬での居酒屋の大将との話・・・、
みんなの胸に響いたと思う。そして、もうすぐ修行の場に戻るため再び関東を離れる敦に「せっかく
ステージに上がったんだから!」と無茶振り。急遽「街の灯」をやることにして5人で一緒に演奏した。
先日の越路姉妹ライブでのビーツ飛び入りに続き、今回はビーツに敦が飛び入りとなったのでした。

POWER TO YOU! POWER TO JAPAN!」というメッセージ、そして「We hear CALL S.O.S from East Japan」、
To save them,let’s send the mind」というメッセージ。みんなと共に思いをガッツリ届けたい。
いみじくも「REBORN!」というタイトルを冠していた今回のツアー。震災後の今となっては、「再生」
という意味のこの言葉は更に意義深いものになった。並々ならぬ意気込みで、精魂込めて臨みます。

さあ!次は4.23さいたま新都心HEAVEN’S ROCKだ。またいろんな曲を持ってガンガン熱くいくよ!
全身全霊!明日への希望の歌を高らかに歌おう!東北で頑張ってるみんなのことを胸に抱いて!
今この時だからこそいつも以上に元気を出して!上を向いて前を向いて力強く拳を突き上げよう!
ビーツとお客さんみんなで一丸となって、共に熱い思いを分かち合える最高の夜を重ねていこう!
待ってろさいたま!POWER TO YOU!鳴りやむことのないロックンロールを!


追伸。PCの写真は4.17横浜ライブの打ち上げにて。もう一枚の写真はその日のライブ開演直前に、
岩手県大槌町の仲間達から届いた激励メールに添付されてた写メ。瓦礫の中、高く突き上げた拳。
みんなや子供達の笑顔が胸を打つ。つながった空の下、心はいつも共に有る。

追伸2。3月の末にメールをくれた宮城県登米市に住んでいて宮古市に仲間がいるって書いてた人
(メアドがhappybox〜〜の人)、何度か返信を試みたけど受信拒否設定なようで送れませんでした。
拒否設定ちょくちょくあるんだよね。設定変えたらまたよろしくです。仲間にもよろしく伝えてくれ!




     

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