OKI'S DIARY 2006
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#169 2006年11月21日(水)


今日の東京は数日ぶりに青空が広がった。冬晴れの空、澄んだ空気に穏やかな陽射し。
繋がった空の下、沈む夕陽を眺めながら、強く揺るがないものの存在を確信する。
ビーツがアルバム『NAKED HEART』でプロデビューしてから今日で丸々18年。
1988年11月21日といえばまだ元号が昭和だった頃だ。まさに“いつだって今を走り抜
けたいくつもの日々”を地でいって、この通過点もツアー中のオフの一日として普通に
当たり前のように駆け抜けることができる幸せ。鳴りやむことのないロックンロールを。

TO BE HERE NOW.”というジョンレノンの言葉はまさにロックの本質を言い表している。
“今ここにいる、ということ”。いつだって常に今を生き、今ここいるということを体現
すること。ビーツが常にそれを体現して生きれているバンドであることが嬉しくも誇ら
しくもあり、ありがたいことだと感謝している。打ち続ける鼓動はいつだって“今”の
ビートを刻む。

秋冬の全国ツアー「VITAL BEAT TOUR 2006」、先週末はさいたま新都心へ行ってきた。
さいたま新都心といえば、なにはなくともまずはジョン・レノン・ミュージアムだ。
HEAVEN’S ROCKからは歩いて5分とかからない近さ。この日もリハーサル前に久しぶり
にぶらりと立ち寄ってきた。ミュージアム内のお気に入りだったカフェがこの春でCLOSE
してしまったのがすごく残念なのだが、まあ興味ある方は一度是非。
この日は去年のクリスマスの大阪以来久しぶりにBEATLESの「I WANT TO HOLD YOUR HAND」をやった。12月も近づき、吹く風の冷たさが身を射すこの頃になると、普段にも増して
やはりジョンやビートルズのナンバーが当たり前に恋しくなる。家でも聴く量が増えるし。
1980年12月8日を鮮烈に記憶している俺達世代にとってはごく自然なことかな。

個人的に洋楽の邦題というのはほとんどあまり好きではないのだが、昔からなぜかこの曲の
「抱きしめたい」という邦題は一も二もなく好きで、当たり前に馴染んでて。

子供の頃、一番最初に好きになったビートルズナンバーだからなのかな。よくわからないが
未だに俺はこの曲だけは普通に「抱きしめたい」と呼んでしまう癖がある(笑)。


ジングルベルの調べに混じって、そろそろ街のあちこちでジョンの歌声がよく聴こえて
くる季節になってきた。今年もあと6週間あまりか。今週末は大阪と名古屋への遠征だ。
待ってろ大阪!待ってろ名古屋!すでに選曲も上々。気合い入れてガンガンいきますよ。
年内のツアーもあと残すところ、大阪、名古屋、広島、東京の4本。1本1本、全身全霊、
魂込めて。それぞれ全てを特別な夜に。熱い夜を過ごそう。どこかの街で会いましょう。
君が穏やかで優しい心に包まれ、柔らかな暖かい、幸せな気持ちで過ごせますように。


     

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