OKI'S DIARY 2017
このペ−ジはOKI自らが綴るコ−ナ−です。内容は随時更新されます。OKIが発信する生のメッセ−ジを感じて下さい。
感想や反響はファンメ−ルにてお願いします。

#524  2017731()
今週末は大槌ありフェス!

明日から8月。今週末は東京から600km離れた岩手県沿岸の大槌町に遠征。
今年で6回目の出演となる「おおつちありがとうロックフェスティバル」。
東北はもとより毎年全国各地のBEATNIKS達も遠路参戦してくれるイベントだ。
東日本大震災の津波被災地であるこの大槌町の有志のみんなが復興への思いを
込めて手作りで運営するありフェス。共鳴してくれるビーツファンの方も多く、
今年も些少ながら協賛金を寄付することもできたし、フードコートに出店して
くれる東海地方の人達もいたりして、毎年温かい気持ちで臨める一日だ。

先日サイト上で報告させてもらったとおり、東日本大震災の義援金については
この6年半で一定の成果を上げることができたのではないかなと思うので、
ここらで一旦終了ということにさせてもらおうと思う。一定の成果というか、
正直我々如きの1アーティストが募った募金としては予想を大きく上回る額の
義援金を寄付することができたと思うし、震災の他にも広島土砂災害や去年の
熊本地震の義援金も含め、ビーツファンの方々の意識の高さや思いの真摯さは
本当にすごいな、温かい心を持った人が本当に多いな、とつくづく感服した。
若い頃には縁遠いように感じていた社会貢献というものも、ごく多少なりとも
考えさせてもらうきっかけにもなった。人と人の繋がりの尊さというものも。
ともあれ、とにかくもうこんな大災害が二度と起きないようにと願うばかり。
あらためて6年半という長きに渡るご協力ありがとうございました。感謝です!

で、話は戻って大槌ありフェス。前述のとおり、このフェスは大槌町の有志の
人達が実行委員会となり毎年手作りで懸命に運営している音楽イベントだ。
みんなほとんどいまだ仮設暮らしの中、それぞれの仕事や生活の合間を縫って、
実に6年も毎回無料フェス開催を実現していること自体が尊敬そのものであり、
それを支えているのは実行委員の皆の情熱と地元や全国の応援する人達の善意。
ビーツは震災直後から偶々この大槌の人達と交流があった縁で、自分達なりに
できる範疇でこの町の人達やありフェスを応援してきた経緯があり、今までも
そしてこの先もそのスタンスが変わることはない。そこで一つ考えがあってね、
東日本大震災の義援金という形についてはここで一区切りをつけるけれども、
そのうえであらためてこの大槌のありフェスに関しては今後も今までどおり
支援を続けていきたいと思っているんだ。まぁ今までと何が変わることもなく、
ツアー会場の募金箱もしくはスタッフに大槌宛てにと言付けて貰う従来の形で、
陰ながら細々とだけどね。彼らを応援する全国の人達の受け皿の一つとしてね。
で、一年に1回まとめて大槌宛てにフェスの協賛金として寄付するという形で、
それは続けようと。俺達はミュージシャンだからやはり音楽に携わる部分でね、
志を持って頑張ってる人達を自分達なりに少しでも応援していけたらいいなと。
あの海と空が広がる町に人が集い、音楽が鳴り響くことの意義深さを思うから。

そんなわけでビーツ2017年夏の陣1発目。まずは86日大槌ありフェス。
今年も真っ昼間の13時過ぎ、ひたすら天気良く晴れることだけを願いながら
全身全霊やり上げに行ってくるよ。とにかく最後の花火まで晴れますように。
集う人達、迎える人達みんなの笑顔が弾ける最高の一日になりますように。
この夏もめいっぱい熱くいこう!旅空の下、何処かの街で会いましょう!!


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