OKI'S DIARY 2016
このペ−ジはOKI自らが綴るコ−ナ−です。内容は随時更新されます。OKIが発信する生のメッセ−ジを感じて下さい。
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#463  2016223()
ビーツが走り始めた日。

今からちょうど31年前の今日、1985223日。
ビーツが初めてライブハウスに出演した日だ。実質的なビーツの初ライブ。
場所は当時の広島の名門ライブハウス「WOODY STREET」。
前年19845月にビーツを結成して、その年はとにかく練習に明け暮れ、
年が明けたこの日初めてライブハウスというもののステージに立った。

メンバー全員が完全な初心者レベルでスタートしたまさにド素人バンド。
初ライブの時点でオリジナル曲はまだ3曲しかなく、「WHITE RIOT」や
ANARCHY IN THE UK」「SILLY THING」なんかをカバーしてセットを組んだ。
早生まれの俺は翌月が19歳の誕生日だったのでこの時はまだギリ18歳。
SEIZI16歳で、高校一年の3学期()。ベースのZENにドラムのヤマさん、
全員ガチガチで俺なんか練習しすぎで声ガラガラのまぁ酷い出来だった()
SEIZIはギターを手にしてまだほんの数か月で、当時はドラムのが得意だった程。

だが若者の吸収力や伸びしろというのは驚くべきもので、SEIZIはすぐギターを
マスターし、今に至るビーツのサウンドの原型は既にこの時期成立している。
今にして思えば全く天才的と言えるSEIZIの急成長ぶり。まさに自慢の弟だ()
俺にしてもど素人のわりには曲作りの方法は何故か感覚的に掴んでいたらしく、
BEAT PARTY」「STREET BEAT」「アウトサイダー」「満足できない」「ヒロシマ」
FEELIN’GROOVY」「ひとりぼっちのワルツ」「BLUE HEAVEN」「HELLO NEW DAYS
などの超初期ナンバーはこの1985年のうちに続々と生まれることになる。
1986年が「CALL S.O.S」「理由なき反抗」「LIKE A ROLLING STONE」「CHAOS
BOYS BE A HERO」「NO CONTROL」「HUMAN DOLL」「ルードボーイブルー」等だ。

全ては遠い記憶の彼方。気付いたら今ここに居て、今を呼吸して生きている。
30年以上前の記憶などもはや遥か遠く淡すぎて一切の現実感を伴わないが、
俺達には幸いその時その時の自分達の記録が、音源や写真や映像や資料で、
そしてなにより「作品」という形で数々残っている。記録を辿れば記憶も甦る。
まともに振り返ってみることもなくひたすら前へ前へと突っ走る日々だが、
「アルバム」という形で作品として自分達の歩みを刻んでいけるこの仕事。
俺達にとってはまさに天職だ。そして最新の今を刻んだ『PROMISED PLACE
発売まであと6週間。走り続けるビーツの最新作を楽しみに待ってて下さい♪



     

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