OKI'S DIARY 2012
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#324  2012年2月9日(木) 2012 STARTING LIVE 直前!


前回のダイアリー更新後、1月下旬に私用で一週間ほど広島に帰っていた。
去年ラジオや年末の番組などでたくさんお世話になったNHK広島局のみんなと食事。
ぶち蔵さんに小宇羅君、そして高山哲哉アナ、奥村奈津美アナ、矢嶋ディレクター。
みんな被災地復興支援に意識を高く持っておられる面々。必然的にトークも熱い。
特に奥村さんは仙台の東日本放送で2年半ニュースキャスターをしていたこともあり、
震災当時は仙台市内の自宅で被災。広島に戻ってからも度々宮城県各地に足を運び、
この食事の翌日からも気仙沼へ一週間ほど取材に赴くとのことだった。
ちょうど大寒波のドカ雪の時期に当たって大変だったんじゃないかと思うが、
実りのある現地レポートになっていたらいいな。放送を楽しみにしてます。


最近、大槌STANDING STANDINGや被災地から届くメールを見てあらためて思うのは、
みんな少しづつ心の疲れも溜まってくる中で、それでも一途に踏ん張って踏ん張って
頑張ってるんだってこと。並大抵のことではない状況で踏ん張って立っている姿。
震災以来、去年一年謂わばずっと極限状態のような生活の中で、意識と無意識を問わず、
絶えず心を張りつめて、倒れてしまわないように踏ん張って立っている人達の姿。
想像もつかないほど大変なことだ。冬の寒さが辛い思いを喚起する夜もあるだろう。
ふとした瞬間に気持ちが落ちることもあるだろう。それでもなんとか気を張って
毎日を凌ぎ続ける苦労がどれだけ大変なことか。せめて心だけでも暖めたいと強く思う。
もちろん、誰も何か大それたことができるわけじゃない。出来ることなんてものすごく
限られていて、ものすごく小さいってこともわかっている。それでも!それでもだ。
どんだけ小さくても、逆に自分がその立場だったらされて嬉しいこと、それは絶対ある。
結論。遠く離れていても、心は寄り添い、繋がっている。信じて動けばいいことだ。


昨夜の真っ白に浮かぶ満月をきっとあいつもあいつもあいつらも観ただろう。
久々に降った雨が上がり、流れる雲はゆるやかで、白い月が夜の闇を照らしていた。
良い日もあれば悪い日もある。冷たい雨の日も、苦い涙の日もあるだろう。
それでも必ず夜は明け、いつか厳しい冬は去り、春の暖かな日差しがいつか降り注ぐ。
ただでさえ極限に気を張ってる毎日の中で、思いもかけないいろんな辛い出来事や、
良くも悪くも押し寄せる「当たり前の普通」ってやつ。闘っていかなければいけない。
日常のリング。一も二も無く。ファイトだ。闘っているみんなへ。思いはより深くなる。


2月の頭に東京に戻り、集中的にスタジオリハ。今日もこれからスタジオへ。
今回のライブのメニューは去年プレイしなかった曲が大半。自分達的にも実に新鮮。
しかも、既に今日が本番でも全く問題ないくらいの完成度。バリバリ準備万端だ。
あさって土曜日新宿LOFTは何があっても開演時間に間に合うように来て下さい。
1曲目からぶっ飛ぶよ。震災からちょうど11か月という時を刻む2月11日。
揺るがない強い思いを伝えたい。春のツアーも決まったし、今年もガンガンいきます!
まずは待ってろ新宿LOFT!めいっぱい鳴らすよ。みんなに会えるの楽しみにしてます!
信じ抜いた絆と拳。更に、より強く太く。鳴りやむことのないロックンロールを!
We hear CALL S.O.S from East Japan」「To save them,let’s send the mind」
POWER TO YOU! POWER TO JAPAN!」


追伸。特に今年に入り、「大槌STANDING STANDINGへの義援金」ということで名指しで
募金を寄せてくれる方が増えたこと、とても感謝しています。少しづつでも必ず全ては
“復興の力”の一助になっていきます。今後とも皆さん是非宜しくお願い致します。
本当にありがとうございます!



     

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