OKI'S DIARY 2006
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#167 2006年11月08日(水)


秋冬の全国ツアー「VITAL BEAT TOUR 2006」、神戸と福岡への遠征を終え東京に戻った。
神戸の新しいハコWYNTERLANDはとてもイイ感じ。最初は新しいハコを様子見してた感じ
のお客さんも、最後にはあの狭さ近さ密着感の良さみたいのを存分に味わえたと思う。
一年に一度歌うあのバラッドを挟んで、後半、特にアンコール辺りの熱さはすごくイイ
感じだったね。おまけのアンコールのあの曲の歌詞が雰囲気にすごくマッチしてたよ。
神戸はずっと20年近くチキンジョージが長かったので、新しいハコに最初は戸惑いもあ
るかもしれないが、どこでやってもビーツはビーツ、あの客席との近さはむしろ関西で
は貴重ともいえるし、これからまた長く世話になるハコなので一緒に育っていきたいね。

そして福岡。ホント今回は実に実に気持ちのイイ楽しい夜になったね。言う事なしだ。
博多でやるのはかなり久しぶりになるナンバーをけっこう組み入れたんだが、その曲達
がどれもことごとく伝わって響き合ってる感じで、すごく嬉しさ楽しさ暖かさに満ちた
夜だった。まさに「GOOD HEART,BIG HEART」がピタリとはまったようなイイ夜だったね。
そういえばこの2本のライブで、今ツアーのレパートリーは早くも100曲を超えたんだ。

今回の遠征も往きは見事な晴天で、ライブ当日もどちらも暖かく気持ちいい好日だった。
6日は広島でオフを過ごして、昨日の帰りは風が強くて寒かったが、澄み切った空気と
明るい月夜のおかげで、それはそれは見事な夜の富士山が見ることができたんだ。
白い月夜にくっきり浮かぶ、白い雪を冠した夜の富士山なんて滅多に見れるもんじゃな
い。すごく綺麗でね。ラッキーだったよ。

そして一日明けた今日の東京は雲ひとつない穏やかな晴天。旅の疲れを癒すのに絶好の
好日。昼に起きて、珍しくテレビをつけたら何故か昼間からオノヨーコのインタビュー
をやっていて、思いがけず寝起きからジョンの歌声が聴けて得した気分だったよ。
大抵いつも起きて最初に聴くのはBEATLESの『REVOLVER』なことが多い。聴くというか、
ただ自然にBGMに流すというか。で、コーヒーを飲みながら暫くボーっと過ごす感じ。


2,3日ゆっくりして、日曜日はつくばPARKDINERでのライブ。その名も『男魂』(笑)。
前に来たことある人は知ってのとおり、つくばのライブは熱くて楽しい関東の穴場(笑)。
イベントだけど1時間くらいはやるので、是非熱く楽しく燃えに来てみてください。

立冬を過ぎ、徐々に冬の気配が訪れる。日によって暖かかったり寒かったり。
移ろう季節を楽しみながら、この大きく高く澄み切った空の下、心地良い旅が続く。
どこまでも確かに繋がっている大切なものの存在を強く優しく感じることができる幸せ。
揺らぐことのないもの。いつでも、どこに居ても。降り注ぐ陽射しは暖かく柔らかなHUG。
君が穏やかで優しい風に包まれ、柔らかな暖かい、幸せな気持ちで過ごせますように。


     

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