OKI'S DIARY 2001
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#412001年5月30日(水)

旅から帰って一息ついた途端に扁桃炎と扁桃周囲炎を併発し5月の21日頃から2〜3日悶絶の日々を過ごした。オフで気がぬけると疲れが一気に押しよせるという例のお決まりのパタ−ンである。まったく成長しないヤツ。 しんどいのは40℃近い高熱にうなされるぐらいでどうってこともないのだが、 死ぬほどつらいのがツバすら飲み込めないほどの激しい痛み。もちろん飯を食うなんて逆立ちしても無理な話でウイダ−インゼリ−や水分を飲み込むだけで七転八倒の大騒ぎとなる。普段は誰も意識などしてないが、人間じつはのべつまくなし後から後からツバが湧いて出てくる動物なので、 常にかたわらにツバ吐き用の洗面器を抱いて寝込むという、じつに情けないスタイルに落ち着くわけだ。まったくみっともないったらありゃしない。ツバたれ流しの牛と同類。人間牛だ。
で、 まあしかしその人間牛状態も必殺のノド注射と腰注射と抗生剤のおかげで何とか脱出してすっかり元気になったので、 ここ数日の俺はスタジオヘ入ってみたり、ちょろちょろ街へ出てみたりといったあんばいだ。そんな中SEIZIがちょっとせつなかわいい曲を持ってきたので軽く音合わせなどしていたら曲調からイメ−ジがふくらんで詩も湧いて出てきた。 じゃあ出来たからには今度のライブでさりげなく演ってみちゃおうという感じである。このところついに北上してきたあのいまいましい梅雨前線のせいで、 ちょっとジメジメうっとおしい季節になってきやがったけれど、俺の気分としてはさっさと夏に行かせてくれって感じだ。一応2日のライブは今年前半のツア−の中締めという事になるのだけれど、それよりも続
々と決めちまった夏のライブシリ−ズへの序章というのか、「これじゃもう次の夏のライブが待ち切れないね
」的なワクワク感というのか、 まそういったますます次への期待がふくらんでいくような素敵にゴキゲンな夜にしたいと思っているんだ。我が広島カ−プ的にもいよいよ剛腕・横山竜士が一軍に帰ってきた事でもあるし、ここから夏に向けて、うっとおしい梅雨はすっ飛ばすぐらいの勢いで 、ガツンと熱いのを一発キメてやれ!ってな気分でいるわけだ。なので6月2日、 俺はまたあの例の心地よきロッカ−ズ・ハイの状態になれるように歌いまた歌い、歌い倒してやるのさ。うむ、やはり生で見なけりゃ始まらないね。


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